はじめての終活・生前対策

テレビや新聞、雑誌やホームページでも最近よく聞く「終活」や「生前対策」。
でもいざ自分のことを考えてみると、いつ・何をすればよいのか分からないという方は少なくありません。
終活や生前対策は、ともに「自分自身の老後の安心やご逝去後のご家族の安心を考え、備える活動」です。どうしても「人生の終わり」に目が向きがちな終活ですが、まだまだお元気な方にとっては今までの人生を振り返り、これからの老後をどう充実させるかを前向きに考える機会でもあります。
最適な終活や生前対策の方法は、今の状況や今後について感じられている不安によっても大きく異なります。このページでは、終活・生前対策のことを考え始めたときに確認しておきたい「終活・生前対策のキホン」を確認しておきましょう。
終活や生前対策で考えること

老後の住まいのこと
安心して老後の生活を送るために、生活の拠点をどのように選ぶのかが非常に大切です。自宅で生活するか、高齢者向け住宅を選ぶのか、老人ホームに入るのか、選択肢は様々です。
また、高齢者施設を選ぶ場合、「公的な施設」と「民間の施設」に分かれ、提供するサービスによってさらに種類が分かれます。ご自身のご希望やご状況によって求める条件を明確にし、最適な住まいを選択していく必要があります。
高齢者施設の特徴について、確認しておきましょう。
生前整理のこと
生前整理を行うにあたっては、ご自身がお元気なうちから持ち物や財産の確認、契約関係の確認を行い、きちんと整理しておくことが大切です。金融機関にお持ちの口座や生命保険の契約内容を明らかにし、お部屋の片づけも進めておくことで、判断能力が低下した際や、万が一の場合でも、関係者がスムーズにサポートすることができます。
法的な準備も含めて専門家に相談しながら進めていきましょう。
介護や医療の方針
老後や終末期にどのような介護・医療を希望するのかをあらかじめ決めておくことも大切です。特に終末期についてはご自身で判断したり、意思表示をすることが難しい場合も多く、延命治療の希望や治療の方針について明確にしておかないと、希望とは異なる治療が施されてしまう場合もあります。
認知症対策
安心して老後の生活を送るうえで、認知症への対策は欠かせません。認知症後の生活支援や財産管理の準備をしておかないと、認知症の進行によって希望する生活を送ることが難しくなってしまう可能性があります。元気なうちに「家族信託」や「任意後見」といった法的な準備を進めておくことが、認知症後も安心の生活を送るための重要な対策になります。
葬儀・供養のこと
ご自身に万が一のことがあったときに備えておきたいと思ったとき、まず確認しておきたいのが「どのような葬儀を希望するのか」「どんなかたちの供養を希望するのか」といった葬儀や供養に関する方針です。希望通りの葬儀や供養を行うためには、お元気なうちに意向を示しておきましょう。身近に頼れるご家族がいない「おひとり様」は、こうした対応を信頼できる方に任せる「死後事務委任契約」を活用しましょう。
相続のこと
亡くなった後、ご自身が遺す財産を誰に受け取ってもらいたいかを考えておくことも大切です。「大切な財産を大切な方々に遺したい」「自分の財産を社会に役立ててほしい」と思ったら「遺言書」が必要です。
また、財産規模が大きくなる場合、相続によって課せられる税金(相続税)はご遺族にとって大きな負担となります。ご自身の財産の生前整理と併せて、お元気なうちから大切な財産を次の世代に引き継いでいく「生前贈与」も検討しておきましょう。
おひとり様の終活には「身元保証人」も必要
身寄りがなかったり、身近に頼れるご家族やご親族がいないおひとり様にとっては、家族に代わって老後の生活を支えるサポーターが必要です。
特に、高齢者施設への入居や病院への入院の際に必ず求められる「身元保証人」を、必要なときにいきなり見つけることは簡単ではありません。日常生活のサポートや緊急時の駆けつけ対応、ご逝去後の手続きなど、老後からご逝去後にかけて発生する様々な手続きをお願いできる方が身近にいない場合には、あらかじめ身元保証人をお任せできる人を見つけておくことが大切です。
終活や生前対策は、ご自身にとって最も自分らしい人生を送るための準備です。できるだけ早い段階から計画を立てて、自分に合った方法で準備を進めていきましょう。
古河生前対策相談プラザでは、茨城・古河での生前対策に精通した行政書士やおひとり様支援に関わる専門家「身元保証相談士」がお客様のご希望やご状況を丁寧にお伺いし、関連事業者とも連携して最適な終活・生前対策の方法をご提案しております。
生前対策・終活に関するご相談は完全無料で承っております。どんな些細なことでも構いません。まずはお気軽にご相談ください。