身元保証を依頼するにあたっては、ただ契約書に署名するだけではなく、将来にわたって安心して支援を受けられるよう、事前の確認や準備をしっかりと行ったうえで身元保証契約を締結する必要があります。きちんとしたプロセスで契約を結ぶことで、お客様に安心いただけるだけでなく、連帯保証人の立場も担うことになる事業者も安心して身元保証をお引き受けすることができます。
ここでは、古河生前対策相談プラザを運営する(社)いきいきライフ協会こがももで行っている、身元保証契約の3つのステップについてご説明いたします。
【ステップ1】事前審査
身元保証契約を締結する前に、まず「事前審査」を行わせていただきます。この段階では、ご本人の状況と将来のご意向を正確に把握し、将来的にどのような支援が必要か、その支援がきちんと行えるかどうかを確認させていただきます。
お客様にとっても、(社)いきいきライフ協会こがももが信頼できる事業者かどうかを判断いただく機会としていただければと思っております。
戸籍調査による推定相続人の確認
親族関係やご逝去後の手続きに関わる方(相続人・親族関係者など)を正確に把握するために、戸籍を取得し、推定相続人を確認します。あらかじめ推定相続人を確認しておくことで、死後事務や遺言執行を行ううえでの法的関係を整理し、将来のトラブルを防止することにも繋がります。
財産調査およびライフプランの作成
預貯金・不動産・保険・年金などの資産状況を整理し、将来の生活費・医療費・葬儀費用などを見積もります。この情報をもとに、入居を希望する高齢者施設の費用等、将来必要となるサポートの範囲と費用を確認した上で、今後のライフプランの作成を行います。
【ステップ2】6つの公正証書を作成する
お客様の人生のあらゆる場面で身元保証人としてサポートできるよう、(社)いきいきライフ協会こがももでは、身元保証契約の締結前に6つの契約を公正証書で作成しています。
6つの契約とは、
- 事務委任契約
- 任意後見契約
- 財産管理契約(預託金管理契約)
- 介護・医療に関するいざというときの意思表示宣言(リビング・ウィル)
- 死後事務委任契約
- 公正証書遺言 です。
これらをすべて公正証書で作成することにより、法的に有効な契約の下、健全にお客様の身元保証をお引き受けすることができます。公証役場での手続きには、行政書士が同席し、公証人との調整や手続きをサポートしますので、ご本人の負担は最小限にサポートいたします。
【ステップ3】身元保証契約を締結する
公正証書の作成を終えた後、正式に「身元保証契約」を締結します。契約締結後は、担当者が定期的にお客様のご状況を確認し、必要に応じて契約内容の見直しや更新も行います。また、契約内容はすべて書面で保管され、ご本人・受任者・公証役場の三者で情報が共有されます。
身元保証契約は、人生の最期まで安心を支える大切な契約です。いきなり契約を進めるのではなく、①事前審査での確認 → ②公正証書での整備 → ③正式契約という流れを踏むことで、はじめて「法的に有効で安心できる体制」を整えることができます。
古河生前対策相談プラザを運営する(社)いきいきライフ協会こがももでは、行政書士が全行程をサポートし、公証役場との調整や必要書類の準備までワンストップで対応いたします。
初回のご相談は無料で承っております。「まずは話を聞いてみたい」「どこまで備えればいいのか知りたい」という方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。